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たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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怒りの沸点・凝固点

コンタクトがおかしい。
右目だけおかしい。
1週間ほど前から、右目にはものもらいもどきが(多分)発生している。

めがねでも生活に支障はないが、車に乗ることを考えて、
右目だけ、買いなおすことにした。

コンタクトがおかしい理由。
くもりまくっている。レンズの度は悪くはないのだが、なにせ、くもっている。目が悪くて見えない、じゃなくて、目の前のレンズがくもっていて見えない、なのだ。
お手入れも、怠っているつもりはない。後で知ったことだが、コンタクトの油膜は、女性に多く見られる症状のため、化粧が何らかの影響を及ぼすのではないか、とのことだった。

コンタクトの購入の際には、眼科医の診断(処方箋)を仰がなくてはならない。
つまり、コンタクトの購入には、もれなく眼科医の診察が強制される。
これがまた納得いかない。
1分に満たない問診に、2,500円である。
今日、最初に行ったところがこれまたあくどい。


やけにばたばたしている院内。
後から聞いてみれば、時間内に医師の診察を受けさせるためだとか。
検査をやっつけ仕事で片付けていく助手(コンタクト屋の店員だろう)たち。
助手が、入れ替わり・立ち代り、手が空いた人がやってきては、突然ここに座れと言われたり、検査をしたり、ほっとかれたり。

この辺りで、気の短い私の怒りは、ふつふつと湧き上がっていた。

やっとのことで診察が受けられるかと思いきや、前の患者が長引いている。
おや…?この問診は長すぎる。
不審に思った私が、診察室の会話に耳をすませてみると…

医師「睡眠時間はどれくらい?」
患者「6時間くらいです…」
医師「学生さんにしては少なすぎるよ!!僕が若い頃はねえ、遊ぶときは遊ぶ、寝る時はそりゃあもう、眠れるだけ眠ったもんだよ、だいたいねえ、……(以下延々と経験談が続く)」
患者「はぁ…」
医師「だけどね、若いっていって、遊びすぎるのもいけないんだぞ、人というものは……(以下延々と人生の教訓が続く)」

おいおいおいおい、おまえは眼科医だろう!?細木○子じゃないんだろう!?
(前の人の診察は終るのだろうか??)
私は診察室の外で一人、途方にくれた。


「ありがとうございました」

ようやく、前の人の診察が終ったようだ。
出てきたのは、中学生の女の子と、そのお母さん。
女の子と目があったとき、思わず、突っ込んでしまった。
「なんか、大変なことになってたね・・・」

一瞬きょとんとした女の子、
しかしその後、”参っちゃうよ”と苦笑いを私に向けた(はず)。

そして私の出番(いや、違う、順番)。
診察室に入るとまず、私の苗字をわざと間違えて読み、気を引こうとした。
心に余裕があれば、笑って済ませただろう。
しかし、湧き上がっていた怒りは冷めることはなく、これを機会に沸点に到達した。
”ぶち!!!!!”
散々待たせといて、これかい!?


私の診察は、30秒で終了した。

「あっちで待ってて」
目も合わせず、吐き捨てるように最後の言葉を発た医師、ボー然とする私。
(あっちってどこだよ!?)
診察室の外には、コンタクトを装着したり、検査をするスペースがあり、ソファーがあり、そのまた外には待合室が並んでいる。いそいそと動き回る助手たち、途方にくれた私のことは、完全無視

先ほど沸点に達した怒りの次なる行き先は、凝固点。
湧き上がった怒りは、冷え、凍える氷点下へと急降下を始めた。


冷たくあしらわれながら待合室に追い出され、待つこと数十分。
コンタクトが外された目では、本も読むことができない。医師の親父は、診察が終ったのか、ふらふらと歩き回り、助手や受付嬢をからかい始めた。
たまりかねた私は、受付嬢に訴えた。

jeepway「あっちで待ってて、といわれて、だいぶ経つのですが…」
受付嬢「医師の診察時間があったので先に診察だけは済ませてしまいました。もうしばらくお待ちください。」
jeepway「もうしばらくって、どれくらいですか???」
受付嬢「もうしばらくです。」

おまえは蕎麦屋か!?
来院時、診察時間は終盤に差し掛かっていたらしい。
ダメといってくれれば出直したのに、そんなことは一言もないので、普通に受付したらこれである。
だからといって、あふれるほどの客がいるわけでもない。
しかし、私同様に待ちつづける客たち。
キミたちはおかしいと思わないのか!?
私の怒りの許容範囲が狭いのか!?(少しは狭いと思う)

心を鎮め、落ち着ける。
よくあるよくある、もうちょっとだよ、jeepway

それから待つこと数十分。
もう帰ろうと思ったとき、性も根も尽き果てた助手が私の名前を呼んだ。

助手「どれにしますか?」
jeepway「どれがいいんですか?」

助手、カチンと来たらしい。口調が変わった。
あたりまえだ、私だってガチンときてる。知らず知らず、喧嘩を売ってしまったらしい。

保証内容に話題が移るが、いまいち内容が理解できず、何度も聞く私。すると助手、接客態度の仮面をかぶって傲慢態度に打って出た。

助手「(いちいちうるせぇなぁ)もう一度、言わせていただきますよ。こちらの場合…」

私の怒りは凝固点に達した。
話し続ける助手の言葉をさえぎり、「いりません!!」

買わないんだから、診察もいらねえ!!!
ムリだとはわかっていたが、ブチ切れた私はごねまくった(大人気ないとはこのことを言う)。しかし、医師も伊達にコンタクト屋の下請けをやってるわけじゃない。
診察室の中に入っていった助手に一言。

「診ちゃったもんは、もらわないとねぇ、ハハハ。」

私には、人生勉強が必要だ。
二度と行かねえ、静岡・中央コ○タクト!!

by jeepway | 2004-11-14 22:57 | 感情