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たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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私鉄沿線

本日、私の住む静岡は、大雨に見舞われている。

今日も夜、バイトだった。自宅を出たところで、ポツリ・ポツリ。
バスで行ったら、帰りはタクシーである。

「まあ、そんなには降らんだろう。」
タカをくくった私は、傘を持ち、ママチャリで駅へ向かった。

時は過ぎ、続々とお客様登場。傘を持った人もちらほら。
「雨、降ってきちゃったんだ…」
自転車で来たこともあり、ちょっと嫌な予感がした。しかし、すぐ忘れた。

バイトも終わり、さあ、帰ろう、という時になって、マスターが一言。
「外、大変なことになってるよ!!」

大変たって、よくある雨だろう、と思って、もう一人と一緒に店の外に…そしたら…
あーら、ビックリ、土砂降りじゃない!!!

よくある表現では、「バケツをひっくりかえした」ような雨。まさにそれ。
道は既に水溜りと化し、水につからないわけにはいかない。横殴りの雨に、下半身はものの10秒でずぶぬれ。挙句の果てには、雷まで光っている。

まじっすか―――!?

まじっすよ~♪(そんな声が聞こえた)。何よりも先に、笑いがこみ上げてきた。駅に着くころには、靴も、ジーンズも、びっしょびしょ。
でも、電車に乗ってしまえば、あとはタクシーだ(当然、自転車は諦めた)。

駅に着くと、改札には人ごみが。
電光掲示板を見ると、下り方面、15分遅れ。連れは下り。私は上り。

「○○さーん、下り遅れてますよ――(笑)」
帰って来た答えはこうだ。
「jちゃん、次の上り、2時になってるよ・・・」

「??????????(約3秒)なぬー!!JR、上り、豪雨のため、運休見合わせだ――!?」

ふつふつとこみ上げる怒りを胸に、さっさとJRに見切りをつけ、私は素早く次の行動に出た。
そう、帰宅のための第二弾、静岡市内唯一の私鉄、静鉄の駅に向かったのである。

この私鉄、こういった災害にはめっぽう強い(というかJRが弱すぎるのだ)。以前にも、JRは止まったのに、静鉄で無事、出社したことがあり、確信と信頼をもって、静鉄の駅、新静岡に向かった。そして期待通り、終電車が私を待っていた。
ブラボー!!


実は、何を隠そう、私は静鉄ファンである。

混雑時の7分おきの運行、2両編成のくせに、めったに込まない車内、JRよりも近い駅、できることなら静鉄通勤をしたい!!!憧れの路線である。だがしかし、しかしである、運賃が、割高なのだ…!!!(涙)こと定期になると、JRの約2倍の価格に跳ね上がる。泣く泣く私はJR通勤を余儀なくされている。

最後の客が現れるまで、終電は待った。発車は11:40pm。
豪雨のため、いつもの低速運転が、更に超・低速運転になっている。そう、静鉄は、駅が多い分、速度も遅い。ほぼ同じ距離を進むのに、JRは11分、静鉄は22分もかかるのである。

終点まで行ってもよかったのだが、最寄駅でならタクシーの順番待ちがない。ついでに冷房効きすぎで、これ以上は乗っていられない。そう考えた私は、もちろん後者の選択をした。相変わらず雨は激しく降っている。そしてタクシーの待つ駐車場へ…

「へっ!?なんで、タクシーいないの…?何故…??」

こんな土砂降りの日はタクシー、大忙しなのである。そこを甘く見ていた私、いくつになっても詰めが甘い…しかし、しかしここで負けるわけにはいかない!!忍び寄る不安を胸に、最寄のタクシー事務所に駆け込む。しかしここにもタクシーは一台もない…

「あのー、来ませんかねぇ…、タクシー?」

実は私の前にも既に待っている人がいた。
そこへ流しの他の会社のタクシーが通りかかった!!!
私は舗道に飛び出し、大きく手を振った。だがしかし、運転手は顔の前で手を横に振って通り過ぎたのだ!!

「なぬー!?許せん―――!!!!」

怒り狂った私を、事務所のおじさんがなだめる。
「他社の事務所の前だとねぇ、止まらないんだよ、タクシーって…」

こんなときでも体面保持かい!?
そして僕は途方にくれる…
しかし、そんな私を天は見捨てなかった。舗道で一人ボーぜんっとする私。そこへ戻ってきたタクシー1台。ああ、暖かいお風呂はすぐそこだ…

かくして、無事、自宅に到着したのである。
なんとかなって、よかったよかった…
(自転車を明日、取りに行かねば…)

後半の記述が全て太文字になってしまいました。
どうやっても(私の実力では)直せないのでこのままで良いにします。
by jeepway | 2004-09-05 02:47 | 日々徒然