たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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昼下がりの公園で

天気がよいと、お昼ご飯をもって、職場近くの公園へ赴く。
閉ざされた空間(職場)から一歩外へ出ると、へなちょこな精神が開放され、まぶしい日の光りを不健康なこの身体に浴びて、思わず走り出したくなる気分で公園へ向かう。

この公園は、街の中心に位置し、近くに官公庁もあるため、それぞれのお昼休みの光景を目撃することができる。
サッカーのユニフォームを着て、ランニングをするもののあれば、トランペットの練習をするもの(お世辞にも上手ではない…)、私のようにベンチで昼食を取っている人もいれば、芝生の上で午睡をとっている人もいる。

昨日も、いつものようにお弁当を食べて、うららかな読書タイムに浸っていた。

ふと顔を上げると…変な格好をした子供が大量に発生していた…

「何事じゃ!?」(時代劇風に)

仮装の主流は、黒のとんがり帽子と黒いマント。手には紙袋を持っている。
辺りを見回すと、同じく紙袋を持ったお母様軍団と思われる人々が、和気藹々と話し込んでいる。
そこで私は、少々頭を働かせ、筋を追って周りを観察して、ある一つの結論に達した。

ハローウィンだ…!!

こどもの仮装は、ハローウィンのお化けたち
紙袋に持っているお母さんたちに、
「お菓子をくれなきゃ、いたずらするよ!!」
と、駆け寄り、めでたくゲットしたお菓子を、自分の紙袋に入れ、次なる獲物を捜し求める。

最近の小学校は、しゃれた催しをするものである。
私が小さい頃は、ハローウィンのハの字も聞いたことがなかった。それが、お母様方を巻き込んでのイベントである。世間もなかなか変わったものである。

外国の様々な行事が輸入される中、どうしたもんかハローウィンはなかなか定着しなかった。
何かの本で読んだところ、「送りモノ」がない行事だからだそうな。
クリスマスには「プレゼント」が付随する。送り物(お中元・お歳暮・引き出物等々)好きの日本人に、クリスマスがすんなり受け入れられた理由はここのあったらしい。

それは、ひとまず置いておいて、
そんな公園で一人、ベンチに座って本を読む私。そして周りには仮装をして、お菓子をねだるこどもたち。そんな中、仮装した一人の子供と目が合った
そして私は、妄想に襲われた…

「(”お菓子をくれなきゃ、いたずらするよ!!”って)言われたらどうしよう…」

目が合ったまま、まだ私をじっと見つめるこども。
(お菓子は持っていない、お弁当もすべて私のおなかの中、あげられるものは何一つない!!だったら…いたずらされる前に、こちらがいたずらを仕掛けなければ…!
あらゆる知識を総動員して、今の私にできるいたずらを考えつづけた。

この間約5秒。

その子は、プイときすびを返し、友達の輪に帰っていった。
私が安堵のため息を漏らしたことは言うまでもない。
いたずらや、ジョークが苦手な典型的日本人の私。しかも相手は純真(?)なこどもである。これに向かって気の利いたことをしでかす自信は、毛頭なかった。

気がつけば、昼休みも終わりに近づいている。
寒い職場に戻らねば…

ちょっとスリリングな昼下がりであった。
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by jeepway | 2004-10-30 21:40 | 日々徒然