たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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テレビ出演?

トルコのギョレメを訪れたときのこと。

ここは、かの有名なカッパドキア観光の拠点の村である。とても小さな村で、観光以外なら、歩いて十分回れる村だ。村中央に、バスターミナル(といえるほどではないが…)があり、レストランや旅行代理店が並ぶ。トルコでは、朝食つきの宿が殆どだが、夕飯は自前である。その日も、いつものようにレストランを物色していた。

のんびりしていて、結構遅かった。とはいえ、夏のトルコは夜の9時近くまで明るい。また、観光客の多いギョレメには、ステーキとか、シシカバブとか、肉系の食事が多く、凹み気味だった。私はおかず系(詳しくはいつか)のほうが好みなのだが…

どこもいまいちなんだよな~
当てもなく道を歩いていたら、突然詰め寄られた。

「地元TVに出てくれ!!(英語なので、多分こんな感じ)」

一人旅をするくせに、友人ができにくい私。ついつい話し掛けられると、聞いてしまう。しかも英語なので、理解するのにタイムラグが発生する。そのため、大抵の場合、理解する前に、話が進んでいる。この場合もそうだった。総合すると、彼らはなかなか大変だったらしい。

当時は、日韓Wカップが開催中、しかもトルコー日本戦が決まった直後だった。
日本人とトルコ人で激論(やらせだが…)させるつもりだったのだが、時は6月。日本人旅行者は殆どいない(事実、私はトルコに入って10日以上たっていたが、日本人には会わなかった)。いても無視されて、1日中探し続けて声を掛けたらしい。

ほんとか嘘かは計り知れないが、暇だったので(いや、観光もするけどさ…)、話にのってみることにした。
「I'm OK!!」

彼らはとても喜んでくれた(多分)、なぜなら、ギョレメ滞在中の夕飯は、殆ど彼らのおごりだったからだ(それほど困っていたのだろう…)。
あたしはラッキー。彼らもラッキー。

これがなかなか面白い経験だった。

この収録(?)の私の設定は、トルコ人と結婚した日本在住の妻。バカンスでトルコに里帰りしたことになっていた。トルコではメジャーな”コーヒー占い”をしたところ、占い師にはトルコの勝利が見えたらしい。そこで日本人の私は猛然と反論する、という筋書きだ。

不思議なもので、外国に出かけると、妙に愛国心が強くなる。演技でなくても私のテンションは高くなった。

しかしここはトルコ。

せめて英語で主張しなくてはならない。そのため、私には英語の台詞が用意されたが、この企画はあくまで地方局。

その場で英語の台詞を暗記させられ、私はすぐにいっぱいいっぱい

その上、トルコのサッカー選手の名前を言えと言われたが、誰一人知らず、教えられた名前を口にするのだが、発音がいけないらしく、そこだけ全員がダメ出し。
何十回も言い直しをさせられた。その間に、英語は忘れる。踏んだり蹴ったりだ。

トルコの人はみなさんは、ナカタ、を知っていたのにごめんね。

実はこれ、ホントに放映されたのかは定かではない

かなりアッパーになっていた私は、放映日時を聞かなかったのだ
まあ、旅行中は何だかんだでTVは殆ど見ないし(トルコ語も全くわからない)、その放映を見ることもなかった。だまされたにしても、彼らに何の得があっただろう?私もかなり、楽しんだし。まあ、済んでしまったことだ。

が、仕上がったVTRは拝見した。英語の台詞にいっぱいいっぱいの私は、かなりテンパってて、だんな(偽者)と見詰め合って、愛の言葉を交わしているのに、瞳は、はるか彼方を泳いでいた…

かなり、インスタントな撮影とはいえ、演技(?)をするのは大変だなあ、とつくづく感心した。
そう、テレビに出ている人たちは、おバカにみえても、いろいろ格闘しているんだろうなあ。

旅行をしていると、こんなことにも出会うのだ。
*後日、ある地方新聞の一面に写真入りで載った。
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by jeepway | 2004-09-14 23:14 | 旅行