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たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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Clementain

昨日観た『エターナル☆サンシャイン』、
Clementain(クレメンタイン) という女の子の名前が気になりました。

聞き覚えがあるその響き、一体なんでしょう??


「Clementain、温和な、寛容な(crement)だね。」
「私、寛容なんかじゃないわ。Joel、冗談はよしてね。」

映画の中で、名前についてこんなやり取りがありました。
日本人でいったらこんな感じでしょうか?

「優子、優しいんだね。」
「私、優しくなんかないわ。」

我が家の十数年前の辞書にも載っていたくらい、メジャーな名前のようですね。
ついでにこの clementain て単語、”オレンジに似た果物”、つまり彼女の髪の色をも表していたんですね。二人だけの愛称(ちょっと違った気がするんだけど…)としてキーワードになってます。字幕では”みかん色”ってなってたから意味はわかったんだけど、これでつながりがわかりました。うん。

外国で名前を言うと、必ず意味を聞かれます。
私の名前は人名漢字なので、わかりやすい意味がなくて、毎回あたふたします。


で、聞き覚えの記憶、見つけました!!

プラハのクレモンティウム(Klementium)!!

ここはいわゆる学術的建物群、っていうか、ある区画の中に、図書館や教会が点在していて、建物ごとの名称もあるけど(鏡の教会、とか)、総称として ”Klementium” といわれているところです。
チェコのガイドブックが手元にないので、詳しくは覚えてないんだけど、建造された当時の主流派ではないある人が、その主流派のボス(?)に結構気に入られていて、街のど真ん中の結構大きな敷地をもらってこれを造った、て書いてあったような…

じゃあ、この Klementium って何のこと??
キーワードで探してみたら、なんと京大の図書館にヒットしました。どうやら、京大では図書館のことをクレメンタインというのか…??(ホントかどうかはわからない…)
でも、私の検索能力ではこれ以上はわからなくて、アルファベットで探してみても、『C』で始まるものと『K』で始まるもの、両方あって、どこの言葉なのか、わからなくなってしまった。ちなみに『K』の方はフランスやドイツっぽいとこが多かったので、言語によって表記が違うだけ(CHI と TI の違い)で、同じ意味なんじゃないか踏んだ!!(フランス語辞典には載ってなかったんだけどね…)

京大が、図書館(多分)をクレモンティウムと呼ぶことから考えて、プラハのクレメンティウムともつながりが出てくる。ここにも図書館がある。
でもって”ウム um”ってのがミソ。museum、sanatorium、planetrium…箱モノを指してるよね、絶対。で、見つけました。

muse・um
「ミューズ(Muse女神)の神殿」が原議


そこから、つながってきます!!(私的には…)
clement
1 〈性格が〉温和な,寛容な,情け深い.
2 〈天候が〉おだやかな,温暖な,快適な.

寛容な、穏やかな、快適な場所、プラハのクレモンティウムを思うと、わかった気がする。京大で図書館をそう呼ぶのも悪くない、気がする。(美術館をミューズの神殿というからにはこれくらいいいよね)
まあ、この辺の感想はいいとして、私にはしくっりきたんだな、この回答で。


疑問、解決しまして、満足の行く回答を得ました、私は(自己満足)
飛んだな、今回も。
by jeepway | 2005-04-13 00:42 | 言葉