たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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オペラ座の怪人

昨日は、オペラ座の怪人

十年以上も前、年末のテレビで、ミュージカル版をやっていた。ミュージカルには何の興味もなかった私、なーんとなく映っているそのテレビを、ごろごろしながら眺めていた。
でもそれが、気がつくとかぶりつくように夢中でテレビに魅入り、それがまた気がつくと、ぼろぼろ泣きながら見たことを憶えている。
とはいえ、何せ十数年前のこと、見ていたものが”オペラ座の怪人”だったこと、とてつもなく切なくて、悲しい話だと思ったこと、小舟に乗ってどこかへ行く、幻想的なシーンがあったこと、このくらいしか憶えていなかった。

今回、映画化されるとのことで、”オペラ座の怪人”が超有名なミュージカルだったことを知った…(恥ずかしい…)母の友人のオバサマが「これ見ときな!!役に立つよ!!」といってパンフレットを貸してくれたおかげで、少々の予備知識を持ってこれを観られたのが、そりゃもう、大変良かった。

で、感想は、と言うと、そりゃもう、良かった

怪人はそりゃもう(って使いすぎ?)、やりすぎじゃないの、ってくらいセクシーでノリノリで、クリスティーナを引っ張りまくる。それがまた、自分勝手なのか、やり方がわかってないのか、本人は本気でだから困るって言うか、そんな怪人にどんどん惹かれていくクリスティーナの気持ちもわかるし、表情で、わかっちゃう。そしてまた、ラウルがこれまたいい男なんだな。現実的にラウル、でも、だめだってわかってても惹かれてしまうのは怪人。普通なら、芝居で観せるそれが、歌で、がんがんわかっちゃうのがミュージカルの凄さなんだと思うんだけど、ほら、ミュージカルってそんなに観たことないじゃない?なんか、圧倒されてしまった。

物語が進むにつれ、クリスティーナがどんどん色っぽくなっていくのも面白い。夢見る少女の踊り子からの大抜擢、怪人と会って、話して、顔を見て、プリマドンナになって、ラウルに愛されて、この映画の見せ場なんだから当たり前なんだけど、”ポイント・オブ・ノー・リターン”の時には、「ちょっとどうなっちゃうのよこの二人!!」と思うと、切なくて悲しくて涙がぽろぽろ出てしまった。ついでにこのときのラウル、かわいそうだった~怪人とクリスティーナだけの世界だもん、ほんとに。

ここから先、怪人は破滅に向かってまっしぐらになっちゃうんだけど、それがもう、「そんなにひどいことしなくてもいいのに!!どうしてそんなことしかできないの!!」って突っ込みながら、でも、それしかやり方を知らない怪人が哀れで悲しくて切なくて、涙が止まらなくなってしまった。クリスティーナにも「そんなに怪人を責めないでよ!!あんたのことを好きで好きでたまらない怪人は、こうすることしかできないんだよ!!」とひたすら突っ込みまくり、でも、「怪人、ひどすぎるもんねぇ」と思うとどうにもできなくて、ラウルはかっこいいけど、「ちょっと引っ込んでて!!」って言いたくなってしまう。

そんな私の想いが通じたのか(いや、そんなことは絶対無いけど…)、クリスティーナが怪人にキスをしたとき、全ての魔法が解けたかのように、とても優しく、でもこの上なく切ないこのラブストーリーの幕が下りていく。これでまた号泣。

私は、実際の舞台や宝塚は見たことないから(昔見て憶えてるのはホントかけらだし…)、ほんと、ストーリーに流されて余計なことを考えずにこの映画を観れて良かったと思っている。もちろん、演じていたキャストや映像が良かったからこそってのは当然として、”オペラ座の怪人”っていうストーリーを見たって感じ(う~ん、うまい言葉が見つからないんだけど…)。
でも、記憶のとおりの感想が再度、構築されたってことは、テレビで観た十数年前と、私の感情はあんまり変わってないってことかしら??

期待通り、それ以上。
甘く切なく情熱的な、あまりにも哀しいラブストーリーでした。

余談
ロイド・ウェバーがこのミュージカルを映画にしたかった訳をパンフレットで触れているんだけど、同感。だって私は、ミュージカルは観たことがないけど、映画で”ウエストサイドストーリー”も”サウンド・オブ・ミュージック”も観た人だからさ。だからいつか、舞台でも観てみたいと思ったんだからね。
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by jeepway | 2005-02-03 23:21 | 読書/tv/映画