たまにはこんな景色の前で、立ち止まってみるのもありかな


by jeepway
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あの人は一体…?

毎朝通勤途中で見かける人がいる。
見かける、というより、いつもそこにいる。
地下道の、ある場所で、彼は正座をして本を読んでいる(多分)。

もう少し詳しく説明すると…
地下道のある場所で、駅とは反対方向を向き(つまり私の進行方向)、壁から1mほど離れたタイル張りの床に正座をして、本を床に置き、膝で腕を組み、かなり前かがみになって本を読んでいる(らしい)。
愛読書は不明。
しかし、私は断定する。

間違いない!!
あれは同じ本だ!!


彼は1冊しか持っていない!!はず。
その本は、かなり薄汚れていて、カバーはついていなく、2段組、A5サイズのものであることはわかった。そして、毎日同じようなところが開かれている。
さすがに、内容まではチェックできないが、私の推測に間違いはないだろう
毎日毎日、本に目を落としているフリをして、何かとてつもない使命を果たしているに違いない!!(ほんとか???)

もしや、これが、かの有名な”密偵”…?

時代を遡れば、鬼平犯科帳の梶芽衣子・蟹江敬三、黄門様の由美かおる、忍者にゾルゲ、MI6、スケ番刑事ではまたしても蟹江敬三!!
もしや、彼らに匹敵する、腕のよい密偵なのかも…!?

ないない、それはないけど…

地下道を行く人々を、じっと横目で観察し、闇の機関(あるいは市役所)に情報提供しているのかもしれない。実は私のことも観察し、見あたらないときには、どこか私の知らないところへ情報が流している街の情報屋かも…。(私の私生活が世間にどれだけの影響を及ぼすかは未知数である)

そして、セブンスターを愛煙。しかもボックス。(たまに変わるのは、見えない支援者が差し入れしているのだろう)
几帳面な性格なのか、吸殻は本の横に、整列されて並んでいる。
(地下道でタバコを吸う人が几帳面とはいえない気がする…)
そんなスモーカーは、なぜか、気管支が弱いと見え、ひっきりなしに咳込んでいる。

真夏には、熱気が篭もる地下道で、上半身裸になって本を読んでいた。
もちろん、上記のとおりに。
なかなかの身体を持った人なら許せるが、ねえ…歳のころは、50代だろうか…?
暑い上に、暑苦しかった。(いや、ホント…)

そしてこれから迎える冬。
去年の今ごろはどうだっただろうか?
記憶が曖昧だが、一時期、彼を見失った時期があった。もしかしたら、寒い冬はお役目御免しているのかもしれない…密偵には、冬期休暇が支給されるのか?

何が彼をそうさせるのか!?
少なくとも1年半は、こういったことを続けている(たまにいなくなるが…)。


私には、これだけ続ける辛抱強さがない…
それとも、それだけの報酬を、密偵はいただけるのだろうか???
(そういう問題ではない、との声もある)
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by jeepway | 2004-11-16 22:30 | 日々徒然